2023年(秋)トコマルシェレポート
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今回は地域活動に参加している新潟大学の生徒さんに、トコマルシェ初のレポートを書いてもらいました。トコマルシェへ初めての参加との事でしたが、出店者との会話も楽しんでいる様子でした。TokoTokoのひとつの活動でもある、地域、商店街の活性化を第三者の視点からレポートにまとめてもらいました。
2023.10.21(土)
私は新潟生まれ新潟育ちの生粋の新潟っ子です。大学も県内の大学に進学し、現在は県内複数か所で地域活動に関わらせていただいています。今回は、燕市で活動していたご縁からトコマルシェに初参加しました。大学生×初参加の目線から、マルシェの様子をお伝えできればと思います。
当日はあいにくの雨。それでも、レインコートを着たこどもたちがきゃっきゃっとはしゃぐ姿や、雨すごいねと笑い合う様子が微笑ましく、とても温かい雰囲気に包まれていました。一日中降ったり止んだりを繰り返していましたが晴れ間には虹も見られ、雨の日の趣が感じられる日でした。
お客さんの年代は幅広く、お年寄りや家族連れ、そして私と同じくらいの方も多くいらっしゃいました。出店者さんだけでなくお客さんの中にも燕市外から来られた方がおられ、1時間以上かけて駆けつけた方もいらっしゃるとか。寒かったにもかかわらずたくさんの来場者があり、トコマルシェを毎回楽しみにしているトコマルファンがいることを実感しました。
さて、以下私の購入品等を一部ご紹介します。
TokoTokoのリングとyuukariのムーンキャンドル
リングはシンプルだけれど華があるデザインに一目惚れ。サイズ調整できるのもうれしい。
yuukari
お店のお姉さんとお話しながら、ふと手に取ったこのキャンドル。なんと、月が欠けていくように溶けるそう。人気商品でラストワンだと聞いて即決しました。金木犀&無花果の香りというのも気になる。使うのが楽しみです。
CAMEL’Sの薬膳スープ
寒さが限界に達したため温かいスープを。すっきりとした優しい香りで、とても飲みやすかったです。
越南道具
カラフルでかわいいベトナムのイスたち。ベトナムのお店ではどこもこのようなイスが並べられていて、背の高い人もみんなちょこんと座るそう。さらにイスをひっくり返して上におぼんのようなものをのせれば、テーブルにもなる。新しく知ることがたくさんありました。
麻布dinerのお粥
ベトナムといえばフォーだと思っていたけれど、爽やかな辛さでお粥もとっても美味しかったです。初めて知ったのですが、私の名前はベトナムの人にも多い名前だそう。ベトナムの人と仲良くなれるかも?一度行ってみたいですね。
kurodaのカヌレと抹茶ラテ
おしゃれにリノベーションされた店内でいただきました。大きなカヌレは初めて食べましたが、美味しくて吃驚。今度はカレーも食べに行こうと思います。
全体を回って魅力的だと感じたのが、行く先々で会話が生まれること。その中での新たな発見も多かったですね。そしてなにより、どこの出店者さんも優しい。心満たされる、ゆるりとした時間を過ごすことができました。
私が初めて蓮沼さんにお会いしたとき、マルシェを楽しむことを通じて将来の吉田を明るくしたいのだということ、そして今は人の輪を広げる段階にあるということを話してくださいました。実は私もこの機会に関係者の方と繋がりを持ちまして、この機能を垣間見た気がします。トコマルシェが結んでくれた縁を将来の吉田のために活かせるよう、精一杯励みたいと思います。
終わりに
私は新潟が好きです。人が好きです。今回トコマルシェに参加させていただいて、あらためて思いました。
この話をお受けする際、なぜ地域活動をしているのかと聞かれ、地方ならではの距離の近さが好きで、人の繋がりに価値を感じているからだとお答えしました。近所の人が野菜を持ってきてくれたり、庭で一緒にご飯を食べたり、そういうのが好き。近年人と人との関係が希薄になっているなんてことも耳にしますよね。でも、だからこそ、人の温かさを感じたいときに帰れる場所は必要だと思っています。
吉田がまさにそのような町でした。地域を盛り上げようとする人たちが生き生きと活動している場所は、きらきらして見えますね。トコマルシェを通じてこの町の魅力がさらに伝わりますように。素敵な時間をありがとうございました。
文:タカ
新潟県新潟市出身。大学2年生。法律を勉強中。
2023年12月11日現在