2022(夏)トコマルシェレポート
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2022.8.6(土)晴れ。
いつもの通り朝市のいちび通りを間借りさせてもらっての開催。時間は8時~13時までの5時間。少しずつゲートを作り、看板を作り、出店者を決め、リノベーションしている現場にも出店者を入れて今までで最大の4会場同時開催でした。前回の入場者が850人程度だったのに対して今回は550人程度でした。夏の暑さとコロナの増加などで前回より入場者は減りましたが、個人的には今までで一番ゆったりとした時間を過ごせるマルシェとなりました。いつも思うけどトコマルシェにはToko Tokoの常連さん、トコマルシェの常連さん、地域で顔見知りの人たち、staffの関係者を含めると本当にたくさんの顔見知りが来てくれていることに気づきます。だからこそコミュニケーションが生まれ、また新しい出会いが生まれるんだと思っています。
少しづつですがマルシェや僕たちの取り組みも認知されてきている実感もあります。こうやって地元の朝市が取り上げられて、もっと朝市自体にもファンがついてくれるようになるといいなと思っています。夏休み期間ということもあって家族連れが多く来場してくれて、色々な体験をしてくれたことも嬉しかった風景の一つです。
一番嬉しかった事は
”吉田の人は温かい、マルシェの雰囲気がすごくいい、みんなが楽しそう、想いが伝わってくる、また来たい、また出店したい
って言ってくれること。
また遊びに来たい!って思ってくれている事がすべて。
それってきっとトコマルシェが楽しかったって事だから。
吉田をちょっとでも好きになってくれたって事だから。
そこで出会った人たちが素敵だったって事だし、この空間が居心地良かったって思ってくれたからだと勝手に思っています。
そんな景色を今回見れたことが一番の収穫です。
リノベーションとマルシェの可能性
自分たちだけの独自のマルシェを模索しながら毎回色々考えている中で、今までは雑貨×音楽×食を中心に開催していたけど、そこに今回は建築(リノベーション)という要素が一つ加わった事で僕たちにしか出来ない新しい形のマルシェの形が見えてきたような気がしています。そして新しい設計事務所としての在り方も。リノベーションの経過が見れるマルシェってなんかワクワクしませんか?そこに集まってくれる若者の発想やキラキラ感が町を変えてくれると思う。地元の人が何の価値もないと思っている建物や場所を僕たちが新しく作り変えて利活用していくことで少しづつ町を変えていけたら面白いじゃないですか?
昔は商店に人が集まり賑わっていた通り。建物だけじゃなくこの通りもマルシェやToko Tokoを通してリノベーション出来たら素敵だなと思っています。
今まで以上に建築とまちづくりは密接に関係していくと思うし、僕たちが得意なのは人づくりだとも思っているので、Toko Toko やトコマルシェで繋がってくれた人たちを、緩やかにまちと繋いでいきたいと思うのでした。
Photo : forus.